
【ネオベジ通信 vol.1】ケーキ屋さんが糖質オフメニューで売上倍増?!
最近ではコンビニでもよく目にするローカーボ(低糖質)、高まる健康需要に企業としてどう対応するのか。
第一回目の本日は、おいしくて体にやさしいスイーツを提供している東京中目黒の【ローカーボ&ベジスイーツ専門店】 パティスリー ポタジエの販売リーダー稲田様へインタビューしました。
ケーキとは切っても切り離せない糖質カットに立ち向かったそのワケとは!?
ローカーボメニューの導入から売上倍増のその秘密にせまりました!
――なぜケーキ屋さんが低糖質のメニューを作ろうと思ったんですか?
弊社はこれまで、「食べた人が健康になるスイーツ=野菜」をテーマにやってきました。
しかし、ただ野菜を使うだけでは…と色々と模索していた時期がありまして。ちょうどその頃、世間では糖質ダイエットや低糖質ブームに。「これだ!」と思いましたね。
2年前の10周年の節目のタイミングでもありました。
低糖質と謳うには高すぎる糖質量だったので、お店の生菓子全商品のレシピを変更しました。
――全部とは思い切りましたね、具体的にどんな点を変更されたんですか?
まず、スポンジを小麦粉100%ではなく大豆粉を混ぜることで糖質を抑えました。生クリームの砂糖の量はもともと少なかったんですが、ラカントという糖質ゼロのものに変え、「甘い」と感じる限界まで下げました。
取り扱う材料も変更はしましたが、問屋さんにも対応してもらえたのでとても助かりました。
――単刀直入に伺います。ローカーボメニューに変更されて売上はアップしたんですか?
おかげさまで、売上でいうと、だいたい倍ほどアップしました。
最初は不安もありましたが、販売当初からかなり手ごたえはありましたね。
一番驚いたのは、客層が大きく変わった点です。
これまでは女性のお客様が大半だったのが、なんと男性のお客様が増えたんです!
特にトレーニングされている男性が多くて、低糖質の知識がある方が多いように思います。次に糖尿病患者の方や高齢者の方にもご来店いただくようになり、客層はこれまでとガラッと変わりましたね。
――売上が倍ですか!低糖質メニューに変更されて新規顧客の開拓に成功されたんですね!
はい、ケーキ屋さんでは珍しいかもしれませんが、お客様の半分は男性の方です。
また、ありがたい事にリピート率も高いですね。
――1つ気になるんですが、売上だけでなくコストも上がったんではないですか?
はい、仰る通り原価は上がりましたが、低糖質に変えた当初は価格を変えずに販売することにしました。これはリピートのお客様のためです。
(今年の8月にようやく生菓子の価格を20%くらい上げました)
――ここで少し角度を変えて、新商品開発のプロセスを聞かせてください。
個人的にポタジエさんのいつも斬新なメニューに楽しませてもらってます!
特に決まったことはないですが、新しい野菜や使ったことのない野菜を選ぶ事が多いです。ケーキを通して農家の方の支えになれたり、野菜を広げる事ができればと思っています。
レシピを作成する際によく使う手法は、素材の色を合わせる事ですかね。
例えばマンゴー×キャロット、きゅうり×キウイみたいに、オレンジ色のものはオレンジと、緑のものは緑と合せると、とてもよくまとまります。
これは弊社の柿沢(弊社代表)が経験の中で編み出したものです。
――そうなんですね!企業秘密的なお話しをありがとうございます。
ポタジエさんのケーキは1つ1つ形が変わっていて、見た目が本当に可愛いんですけど、これも柿沢さんのこだわりですか?
はい、創業当初からカタチにはこだわりがあります。
野菜をどう見せるか、という点にこだわっています。
ペースト状か固形かによっても変わってきますので、形状に合わせて
その野菜に近づけた形をイメージして作っています。
――ケーキによって丸や四角、三日月の形もありますね!
本当にショーケースを見ていてもワクワクしますが、こういったところもポタジエさんのケーキが人気なワケがわかりますね!次はアレ食べよう!ってリピーターが続出するのも納得です。
ここで、リピーターというワードが出たので、リピーターさんに人気のランキングなどお聞きしてもいいですか?
1位は開店当初から変わらず、トマトを使った「グリーンショート・トマト」です。
次に「ゴボーショコラ」そして「キャロットチョコフラン」、「小松菜とモリンガのチーズケーキ」ですね。
――男性のお客様に人気な商品はどうですか?
人気2トップが「ゴボーショコラ」と「モリンガと小松菜のチーズケーキ」です。
――嬉しい!モリンガがそんな上位だとは!!
「ゴボーショコラ」はショートケーキに次ぐ人気商品なんですが、「小松菜とモリンガのチーズケーキ」は販売開始からわずか1年でリピートのお客様がつく大人気商品です!
――正直、モリンガって男性の方には無縁のような食材ですが、何が男性客に選ばれる要因なんでしょうか?お店でのセールストークやPOPなど、気を付けていることはありますか?
お客様の方からケーキを見て「モリンガって何?」と声をかけられる事が多いですね、なのでPOPにはモリンガの栄養成分について書いてみました。
あとは「味が抹茶に似ています」というのが一番の購入動機につながっているかもしれません。
やっぱり、イメージいしやすい味って大事なんだな、と改めて感じさせられた商品でもあります。
――モリンガはまさに抹茶味ですもんね!その説明が一番わかりやすいと思います!
稲田さんからみて、「小松菜とモリンガのチーズケーキ」が他のケーキより売れ続けている要因はなんだと思いますか?
まず抹茶に近い味なので、味のイメージがわかりやすい事が手が出しやすいんだと思います。また小松菜だけでなく他の野菜にも食い合わせやすいので、限定メニューにも採用させていただきました。
これまでに、他のスーパーフードも試してきましたが、スーパーフード=クセが強い、ケーキに合わせにくいという点がネックでした。
ネオベジさんの「モリンガ」は本当に味が美味しいのが一番の要因だと思います。
――経営視点で、発売前と今の評価はいかがですか?
販売数は当初の予想よりも上回っているのでお店での評価はとても高いです。発売後、しばらくしたら落ち着くかな、と思いましたが仕込みの数は増えたまま今も継続しています。
だいたい毎日10個ほど仕込んでいるのですが、約20種類ある生菓子の中でもトップクラスです!
――フジテレビのめざましテレビさんでは、大人気女優の吉岡里帆さんに「モリンガチーズケーキ」のレポート取材が取り上げられましたが、反響はいかがでしたか?
テレビの影響はやっぱり大きいですね!お電話での問い合わせや、取り置きのご連絡なども増えました。
モリンガ自体の認知度はそこまで変わらないですが、テレビを見てモリンガを知った、という新規のお客様も増えました。
※取材時の販売価格となります。
――最後に、2年後の東京オリンピックに向けて新商品の開発や、すでに取り組まれている事はありますか?
海外のお客様も増えると思うので、オーガニックやヴィーガンメニューの開発に力を入れたいです。すでに販売している、ヴィーガンメニューの「ルッコラゼリー&黒ゴマ豆乳ムース」は女性客にとても人気です。
ローカーボの次はヴィーガンですね!楽しみにしています!
ありがとうございました。
<まとめ>
コンビニでも低糖質の商品が並ぶなど、わりと見慣れてきましたが
ポタジエ様は2年前からローカーボメニューを取り入れています。
最近では、牛丼チェーンの吉野家様でも、血糖値の上昇を抑える「サラ牛※」発売するなど、外食産業でも、美味しいだけではなく、高まる健康需要に応える必要が出てきています。※機能性食品のサラシアを使った牛丼メニュー
とはいえ、気になるのはコストや、レシピ変更、現場のオペレーションなど、なかなか簡単にはいきません。モリンガはそんな課題を簡単に解決することができます!
パウダー状なので汎用性が高く、スイーツやお惣菜、麺やパン、ドリンクにアルコールまで、いつものレシピ、オペレーションにモリンガパウダーを混ぜ込んでいただくだけです!
モリンガを使って、美味しく食べながら栄養チャージができる「ギルトフリー」(罪悪感のない)メニューを導入しませんか?
<最後に>
ネオベジでは、新商品のPR,プレスリリースの作成代行、配信代行も行っています。
ご連絡いただければご提案に伺います!是非お問い合わせください!